11月1-2日の手賀沼
暦が11月に入り、手賀沼の水面には渡りのカモ類の姿が少しずつ増えてきている。秋の深まりとともに、遠く北の地から訪れた彼らの姿を見ると、季節の移ろいを実感する。


小鳥類の冬鳥はまだこれからという様子だが、ジョウビタキの姿を見つけた。オレンジ色が美しいこの冬鳥との再会は、毎年この時期の楽しみのひとつ。
ホオジロはいつの時期の間近で囀っている。ミサゴやトビもこの時期見やすくなっている。




この日は手賀沼周辺でバードフェスティバルが開催されていて、手賀沼公園の周辺はいつになく賑やか。大きなレンズを携えた野鳥カメラマンの姿も目立つ。野鳥への関心の高さを感じる一日だった。
これから本格的な冬鳥のシーズンが始まる。最近、手賀沼の野鳥の姿がすこし寂しいので、今年は多くの鳥が見られることを期待したい。
11月8日 水元公園にて
この日は、久しぶりに水元公園を訪れた。前回は暑い時期だったので、鳥の姿は少なく花を中心に撮影した。
この日は小合溜の湖面に、ホシハジロ、キンクロハジロ、ヒドリガモ、カンムリカイツブリなど渡り鳥の姿がみられた。水面を埋め尽くすほどではないが、確実に数が増えている。冬の訪れを感じる光景だ。


散策を始めた早々、マヒワの大群がハルニレの木で実をついばんでいた。活発に枝を移動しながら採餌する姿は見ていて飽きない。


バードサンクチュアリに向かうと、様々な鳥たちの声が聞こえてくる。
林内を進んでいくと、カメラを構えた人だかりが。近づいてみると小さな水たまりがあり、ヒガラが盛んに水浴びをしていた。何度も水に飛び込む姿が愛らしい。




さらに散策を続けると、枝を渡るコゲラやメジロ、シジュウカラの姿が。その時はよくわからなかったが、あとで写真をチェックしてみるとキクイタダキが写っていた。日本最小の鳥との予期せぬ出会い。暗さと枝が混んでいるため、ピントが甘く残念。明るいレンズが欲しくなる。


これからさらに鳥の数が増えていくはずだ。できればレンズをアップグレードして、改めて訪れ林の中でじっくりと撮影してみたい。
